セブ留学でお腹を壊した話

目薬です。

 

先週末からずっと、セブは天気が悪いです。

なんでも台風がフィリピン全土にきていたらしい。昨日・今日依然風が強いですが、ようやく晴れて暖かくなりました。

実はおととい一日中、お腹を壊してベッドの上で四苦八苦していました。 

 

 

「あ、やばいこれ」と思ったのは木曜日の夜でした。

痛かった。就寝しよと思った瞬間からみぞおちから脇腹にかけてムカムカする気持ち悪さが続き、下痢を繰り返した。寝られなかった。

金曜の朝に嘔吐してから一気に気分がよくなった錯覚を経て学校に行くも、午前中の授業半ばに早退。ふらふらのまま向かった看護室で、自分の状態を英語でつらつら説明できてちょっと成長を感じた。嘔吐感と共に。

ホテルに戻ってもらった薬を飲んで寝たら、今度は熱が上がってきた。関節痛がひどくて起き上がれない。痛み方がインフルにかかった時と一緒でいろいろな思いを巡らせた。「看護室にまた行くのめんどくさい」「保険には入ってるけど今病院行って入院したら学校行けない」とか。結局体が痛すぎて夜まで起き上がれなかった。夜中、仕方なくありあわせのイブ(鎮痛薬)を飲んだら思ったより朝ケロッと治った、というしょうもない2日間でした。

 

お腹は簡単に壊れた

多分これかなあと思い当たることをつらつら書きます。

 

  • 思ったより寒い環境に身を置いていた

フィリピンに滞在して3週間目。学校の教室はクーラーがしっかり効いていて寒いんですよね。日中はクーラーで冷えてお腹が痛くなりやすい。

そして特に今週は毎日、雨風で夜の気温が下がってそれなりに冷える、と終日冷えてばかりのサイクルで過ごしました。

日本の6月の社会人の生活を想像するとちょうどいい。

梅雨で適温なのに、なぜか冷える・電車寒い・会社寒いの三重苦。これ読んでわたしの苦しみが想像できないやつを妬む。許さない。

冷えには弱い方な自覚はあるので、長袖を着たり、温かい飲み物を持参して耐えていました。授業中、女の先生たちは結構「寒い」という方が多かったのでこれはもう女性の身体的な問題なのかもしれません。

日本で使っていたひざ掛け持ってきていたらよかったなあと思ったほどです。

 

  • 食事を受け付けなくなってきている

順調に拒否反応出てる。うん。

誤解を恐れずに目薬の主観でフィリピーノスタイルのご飯を形容するとこういう感じです。

  • 水分多めに炊き上げたタイ米
  • 味を失った中華炒めみたいな野菜料理
  • 骨の方が多いフライドチキン
  • えぐみがきれいに残った豚肉料理
  • 謎フライ

本当に申し訳ない、わたしの主観ではこういう感じです。申し訳ない。

立地と人間関係上、韓国食を食べる機会が増えました。これもだいたい「辛すぎ・甘すぎ」の二択。

まだ留学して一月経っていないので、外食もそこそこ控えたい。

自然と、「食べないor飲み物・果物で頑張る」が選択肢に上がってきます。

栄養状態はもう察してくれって状態。 

こういうことだからみんな「日本食持ってきな」って言ってたんですね。

現地(?)のカップ麺はどうしてかとても麺が細いので、日本食感はありません。 

わたしの手元にはあと3つだけインスタント味噌汁があります。

うまくしのぎつつ慣れるのを待ちたいところです。

 

そんなわけで調子も悪く、食欲のないわたし。今週は毎日、お茶を淹れてガブガブ飲んでいました。日本から持参したもの、香港で買ってきたお土産のあまりものはすぐに底を尽きました。

紅茶と緑茶に飽きていたわたしは、ある先生が飲んでいるpitopitoなるお茶に興味を示しました。「フィリピン ピトピト 茶」でググったら出ます。

デトックス効果があると聞いて試してみたいなと思いました。

木曜日の昼、それを買いにスーパーまで行き、なかったので成分にあったsennaのお茶を買いました。雨で濡れた道を歩き、路上で車にスプラッシュされて泥だらけになったことを思い出す(しょげてる)。

午後からの授業中ずっと、ガブガブ飲んでいた記憶があります。トータル500mlくらい飲んだと思う。味はドクダミにちょっと似ている気がした。

 

そして夜中、腹痛を起こしました。話が冒頭に戻るわけです。

 

 

ベッドで悶絶している間、痛すぎて親に泣きの電話を入れたところ「センナ茶って結構強いやつでしょ。親戚の人がそれでお腹下してたよ」とあしらわれ、今更

 

そうか~~~~となっています。

 

「センナ茶 副作用」で腹痛の症例がたくさん出てきます。ある記事には50mlで腹痛になったとありました。わたしはその10倍飲んだわけですね。

日本にいた時、「デトックス」の言葉に見向きもしなかったわたしです。sennaがセンナだと気づく由もなければその知識もなく、身体にデトックス耐性があるはずもないのでした。

 

 

お腹は壊れる前提でフィリピンへ行こう

結局フィリピン関係ないような原因でしたあって結論になりそうで恐縮です。

いえ、そういう結論です。すみません。

こんなミスを犯したのも海外で無意識にバイアスかけてしまっているからな気がします。 

 

 

持ち物の話(いまだにしてない)にもかかってくることですが、

日本にいる時のわたしは、食あたりや食後の胃もたれで薬を服用した経験がありませんでした。なので勝手に「お腹はまあまあつよい」と体よく勘違いしておりました。そのため持参した常備薬のうち、胃腸向けのものはゼロでした。

 

しかしこちらに一度来たら、

神話「フィリピンにきたら日本人は絶対にお腹を壊す。」を馬鹿にはせず、自分もお腹を壊す日本人の例外ではないと考えることが必要でした。

 

実際、わたしより先に長く滞在している他の日本人生徒の方からは「みんな絶対どっかのタイミングでお腹壊すんですよ、自分も3日入院しました」という類の話をしばしば聞かされます。フィリピン人の先生にも、「韓国人の生徒はそうでもないけど、日本人の生徒はほんと全員って言っていいくらいみんなセンシティブ」と言われます。

そしてわたしも例外にもれずお腹を壊しました。

わたしの場合は、不用意に知らないものを口にしたことによるものでした。と信じている。

これからもなんらかのタイミングで壊すかもしれないです。

 

教訓

  1. 薬はたくさん持っていっておく(わたしはこれを一番後悔した)
  2. お医者さんにかかることがあってもいいようにとりあえず海外保険入っとく
  3. 手や身辺を消毒できるものを持っていっておく
  4. 親しみのない食べ物は一度にたくさん食べない。ググれ
  5. 常夏の国だからといって薄着ばかり用意しない
  6. 「自分は大丈夫」と思わない

 

- 1: 余談ですが抗生剤もあるといいらしい。

- 2: 入ろう

- 3: 手を洗える場所が少ないのにそのタイミングを感じる機会が多く、ないと結構な割合で後悔します。バーやレストランのトイレの洗面所とか普通に蛇口が壊れてる。トイレットペーパーを捨てるゴミ箱も触った瞬間絶対何かつくよね。

- 5: 冷房寒い

 

いわゆるThird World Country区分のフィリピンにおいて、自分がいかに「日本」という名前のバリアに守られている存在であるかしみじみ痛感します。たかが腹痛だけど。

 

ということで金曜日は災難でしたが昨日は元気にセブシティで観光しました。

今日はこれから勉強です。では!